建築情報・トピックス
ウッドショックにあたり顧客と交わしておきたい合意書
現在、木造住宅建築の主要部分(はり、柱、土木等)として利用されている構造用集成材について、輸入木材の供給不足と価格高騰の状況(ウッドショック)が発生しています。
ウッドショックはアメリカから広がりました。引き金となったのは、新型コロナウィルスの感染拡大です。リモートワークの普及などにより、郊外への移住や一戸建ての需要が高まり、新築やリノベーションの需要が急増し価格が高騰しました。今年に入ってから、ヨーロッパからの物が1・25倍、カナダからの物が1・6倍、国産材も1・4倍になっています(日刊木材新聞調べ)。
このような状況では、材料に調達をするのに時間がかかり、木材の種類の変更、後期の延期なども考えられます。これらのことより、請負契約時に想定した、構造用集成材の価格と、建築会社が建材販売店やプレカット工場に発注する時期が異なるため、請負契約時に想定していた価格を上回る可能性があります。これから契約をする場合、以下書式をぜひご活用ください。
●秋野弁護士ウッドショックにあたり交わしておきたい「合意書」(HP記事)